令和4年都道府県地価調査結果から、そのポイントを読み解く13
みなさん、こんにちは。 続きです。 日本政策投資銀行と日本交通公社が実施した調査によれば、 コロナ後、外国人が旅行したい国のトップに日本が選ばれているが、 新型コロナの水際対策の大幅緩和は、これまで低迷が続いた 商業地の地価上昇につながるきっかけになる可能性がある。...
令和4年都道府県地価調査結果から、そのポイントを読み解く12
みなさん、こんにちは。 続きです。 しかし、東京圏、大阪圏、名古屋圏、地方四市、 その他の地方圏のいずれも、コロナ前の上昇率を超えられていない点が、 商業地のきびしさを物語っている。 商業地に関しては、 海外からの観光客受け入れが完全解禁されるのを待つしかないと思われるが、...
令和4年都道府県地価調査結果から、そのポイントを読み解く11
みなさん、こんにちは。 続きです。 ちなみに、地域別の細目でみると、TSMC(台湾 積体電路製造)と ソニーグループが半導体生産の新工場を建設することが決まった 熊本県菊陽町の工業地が31.6%という大幅上昇で、全用途のなかでも上昇率で1位になっている。...
令和4年都道府県地価調査結果から、そのポイントを読み解く10
みなさん、こんにちは。 続きです。 実際、住宅地については価格下落が続く地方圏だが、 工業地の地価を見ると、地方四市の場合、2019年が5.5%の上昇、 2020年が5.3%の上昇、 2021年が7.4%の上昇、今回が10.3%の上昇であり、...
令和4年都道府県地価調査結果から、そのポイントを読み解く9
みなさん、こんにちは。 続きです。 地方の工業地には少し希望が出てきている ただ、少し希望が持てるかもしれないのは、 前述した日本に生産拠点を新たに設ける可能性があること、 あるいは回帰する動きが見られることだ。 工場の立地は大都市圏よりも地方圏が中心になるので、...
令和4年都道府県地価調査結果から、そのポイントを読み解く8
みなさん、こんにちは。 続きです。 地方における住宅地の値崩れの原因は、明らかに人口減少の影響だといえる。 若い世代を中心に東京圏、 大阪圏、名古屋圏などの大都市圏に加え、 地方圏でも地方四市のような 中核都市への人口移動が続くのは、 地方に仕事がないからだろう。...
令和4年都道府県地価調査結果から、そのポイントを読み解く7
みなさん、こんにちは。 続きです。 また地方圏のなかでも地方四市である札幌、仙台、広島、福岡は、 東京圏や名古屋圏よりもさらに活況で、2019年が4.9%の上昇、 2020年が3.6%の上昇、2021年が4.2%上昇で、 今回が6.6%の上昇となっている。...
令和4年都道府県地価調査結果から、そのポイントを読み解く6
みなさん、こんにちは。 続きです。 地方の住宅地は今後も厳しい状況が続きそう こうした動きを圏域別に見ると、また違った側面が顔をのぞかせる。 まず住宅地を見ると、東京圏は2021年7月1日時点の0.1%上昇に続いて2年連続の上昇となり、...
令和4年都道府県地価調査結果から、そのポイントを読み解く5
みなさん、こんにちは。 続きです。 とりわけ、足もとの円安傾向が当面続くとなれば、 海外メーカーが日本を生産拠点の1つに選ぶ可能性もあり、 それが工業地の地価上昇を加速させることも十分に考えられる。 ただ、きびしいのは商業地だ。全国平均で見ると、...
令和4年都道府県地価調査結果から、そのポイントを読み解く4
みなさん、こんにちは。 続きです。 労働コストの上昇によって、中国が世界の工場足り得なくなりつつあることや、 今回のコロナ禍によって、グローバルサプライチェーンの再構築と国内生産体制を強化する動きが出ていること、 さらに言えば昨今の円安によって、ドルベースで見たときの日本に...