生前贈与に関する相続税のポイント 11
みなさん、こんにちは。 今回の税制改正により、110万円以下の非課税枠をいかして、 少額の贈与をこつこつと行っていきたいというニーズにも 相続時精算課税がマッチするようになった。 実務では、こちらのニーズでの利用がかなり増えることが予想される。...
生前贈与に関する相続税のポイント 10
みなさん、こんにちは。 相続税対策はどのように変わるか 暦年贈与に対する課税強化とは対照的に、 大盤振る舞いともいえる相続時精算課税の節税効果の向上により、 今後の相続税対策の主役が相続時精算課税に取って代わられるのは、 時間の問題であろう。...
生前贈与に関する相続税のポイント 9
みなさん、こんにちは。 先ほどの暦年贈与とは異なり死亡直前の駆け込み贈与であっても、 年間110万円以下の贈与については贈与税も相続税も非課税のままなので、 今回の税制改正で相続時精算課税の節税効果は一気にジャンプアップした格好だ。...
生前贈与に関する相続税のポイント 8
みなさん、こんにちは。 さらにここが大きなポイントであるが、 基礎控除額 110万円以下で申告不要とされた相続時精算課税を適用した贈与については、 その贈与者が死亡した際に相続税の課税価格に加算をし直す必要は一切ない。 加算対象となるのは、年間110万円を超えて贈与を受けた...
生前贈与に関する相続税のポイント 7
みなさん、こんにちは。 すべての贈与財産に相続税が結局かかることになるので非課税効果に乏しい、 110万円以下の少額の贈与であっても申告義務があるなどの理由から、 相続時精算課税をあえて適用するケースは限られており、 現行制度の利用者はそれほど多くなかったのが現状である。...
生前贈与に関する相続税のポイント 6
みなさん、こんにちは。 相続時精算課税の 利便性・節税効果の向上 相続時精算課税は、生前に受けた贈与のうち累計 2,500万円までは贈与税がかからないが、 相続発生時にはすべての贈与財産を相続財産にあらためて組み入れ直した上で 相続税の計算をするという制度であり、...
生前贈与に関する相続税のポイント 5
みなさん、こんにちは。 次に、相続税の課税価格に加算される贈与財産の評価額は、相続時の価格ではなく、 贈与時の価格とされる。たとえば、贈与時に500万円であった贈与財産の価格が、 相続時には800万円に跳ね上がっていたとしても、贈与時の価格である500万円が加算額となる。...
生前贈与に関する相続税のポイント 4
みなさん、こんにちは。 暦年贈与の相続税加算の注意点を、いくつかあげておきたい。 まず、延長期間である4年間を通じた贈与額の合計が100万円以下であれば、 控除枠以下となるので結果的に贈与額加算の対象とはならない。 ただし、現行の加算対象期間でもある相続開始前3年以内の...
生前贈与に関する相続税のポイント 3
みなさん、こんにちは。 今回の税制改正では、この加算の対象期間が従来の3年以内から7年以内へと大幅に延長されることになった。 ただし、今回の改正で延長されることとなった相続開始前3年超7年以内の4年間に受けた贈与については、...
生前贈与に関する相続税のポイント 2
みなさん、こんにちは。 暦年贈与に対する相続税課税の強化 現行の制度では、故人の死亡前3年以内に受けた贈与財産については、 相続税の申告の際にあらためて相続税の課税価格に加算した上で相続税の計算をすることとされている。 これは、駆け込み贈与による節税を抑えるためのものだ。...